第25回KAWASAKIしんゆり映画祭2019は終了いたしました。
公式映画祭ラインナップ「 とびだせ まだ見ぬ世界へ」
役者・井浦 新の軌跡
映画デビューから20 年。ますますアグレッシブに映画界を走り続ける役者・井浦 新。その魂に宿る“ 熱”どうぞご覧ください!
『止められるか、俺たちを』
あらすじ
※上映中止と再開のお知らせ
本作品は11月1日(金)16:00の回は上映中止となりました。楽しみにしていた皆様には大変申し訳ありません。
11月4日(月・祝)17:00上映の回は、無料上映で行います。詳しくはフェイスブックをご覧ください。
若松孝二によるピンク映画は若者たちを熱狂させ、時代の先端を駆け抜けていた。「ピンクの助監督ってさ、オンナじゃ無理?」1969年、21歳の吉積めぐみは“若松プロダクション”の門を叩き、彼女の人生は変わっていく。
おすすめコメント
自身の師“若松孝二”を演じた井浦新の熱演を軸に、映画人たちが駆け抜けた時代を描く。
そこには確かに、映画と青春があったのだ。
『赤い雪 Red Snow』
あらすじ
ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消す。彼を見失った兄は自分のせいだと思いこみ、心に深い傷を負う。30年後、その事件を追う記者が容疑者の娘を見つけ出すことで、事件に関わる人々の運命の歯車が動き始める。
おすすめコメント
国内外の映画祭で高評価を得た甲斐さやか監督の初長編監督作品。豪華俳優陣の演技と彼らが惚れ込んだ脚本にご注目ください!
ゲスト(予定)
菜葉菜さん
主演映画「Y U M E N O 」( 0 5 )で本格的に女優デビュー。強烈な個性で注目され、映画を中心に活躍。大小20本以上の主演作品がある。
甲斐 さやか 監督
短編「オンディーヌの呪い」(14)で国内の賞を多数受賞し、パリでも喝采を浴びた新しい才能。本作が長編デビュー作となる。
『ワンダフルライフ』
© 1998『ワンダフルライフ』製作委員会
あらすじ
天国の入り口では死者が人生の大切な思い出をひとつ選び、その再現映画を職員が作る。そこで働く望月たちは死者の話に向き合い、彼らの思い出選びを手伝っている。死者たちは人生での大切なものに気づきながら上映会の日は近づく…。
おすすめコメント
フィクションとドキュメンタリーが入り混じる、是枝監督らしい撮影手法の本作で、役者・井浦新のデビューが瑞々しく光る。
【是枝裕和監督ご来場、井浦新さんご来場予定!】
10/29(火)19時~『ワンダフルライフ』上映前にご挨拶いただきます。
大変ご多忙な中ご来場いただけることになりました。
多くの方のご来場をお待ちしております。
『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
あらすじ
※上映中止のお知らせ
本作品は10月31日(木)18:40および11月2日(土)17:00上映回いずれも上映中止いたします。
楽しみにしていた皆様には大変申し訳ありません。
ノーベル文学賞候補とも言われ、人気絶頂であった文豪・三島由紀夫。時は学生運動全盛期の1968年。三島は執筆活動の傍ら、民族派の学生たちを組織化し、有事の際は自衛隊とともに決起すべく訓練に励むが…。
おすすめコメント
主人公の三島由紀夫を演じるにあたって、役者名をARATAから本名へ改名。井浦新の役者人生の転換点となった本作品は必見です!
「2019 映画の旅~秋のわっしょい!~しんゆり編」スタンプラリー
スタンプラリーイベントの中止について
10月28日更新:
スタンプラリーイベントは中止いたします。楽しみにしていたみなさまには大変申し訳ありません。
あらすじ
北アメリカ北西部のユーコン川に、黄金採掘を目的に男4人と女1人が訪れる。鉱脈を発見した男は、仲間への疑心暗鬼からそのうち2人を射殺する。残った夫婦がその男を拘束すると、大雨で川が氾濫してしまい…。
おすすめコメント
1920年代、映像技法「モンタージュ理論」のパイオニアとなった、クレショフ。ソビエトサイレント映画黄金期の作品を生のピアノ伴奏付きでご堪能ください。
ゲスト
柳下 美恵 (ピアニスト、作曲家)
武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年に映画生誕百年祭「光の生誕 リュミエール!」で日本人初の欧米式の無声映画伴奏者としてデビュー。海外での評価も高く、ボローニャ復元映画祭のレギュラーピアニストを務め、日、英、米、丁で発売された『裁かるゝジャンヌ』の音楽を担当した。
映画の魅力を伝えたい人々!in しんゆりヒル
新百合ヶ丘で活動してきた映画祭市民ボランティアの25年。今作に登場する男たちとシンクロ率120%で届けたい、熱い思い!
しんゆり発のジャズイベントもお楽しみに。
『サッドヒルを掘り返せ』
©Zapruder Pictures 2017
あらすじ
マカロニ・ウエスタンの名作『続・夕陽のガンマン』が約50年前に撮影された、スペインの田舎町。この映画を愛し、地元が大好きな男たちが始めたロケ地の探索・再生は、やがて世界中のファンを巻き込んでいく。
おすすめコメント
好きな気持ちが人をまきこみ、やがて世界規模のプロジェクトになる様に心が弾む。夢が現実になる瞬間、身震いするドキュメンタリー。
ゲスト
ニューリリィアンサンブル
「みんなで楽しくアンサンブル」「誰でも気軽に参加出来る場所」「音を通してコミュニケーションをする場所」「一緒に楽器を鳴らしてハーモニーをみんなで楽しむ」事を前提としている新百合ヶ丘発祥のジャズビッグバンドグループです。
アメリカの“NOW”,アメリカの“WHY ?”
米国の「今」を知る刺激的なエンタテインメント作品3 本を厳選。この国の豊かさ・懐の深さもお楽しみください。
『記者たち ~衝撃と畏怖の真実~』
あらすじ
2002年、大量破壊兵器の開発と保持を理由にアメリカ政府はイラク侵攻を始めようとする。地方新聞社を傘下に持つ中堅新聞社“ナイト・リッダー”の記者たちは疑問を持ち、真実を暴こうと取材を続けていく。
おすすめコメント
『スタンド・バイ・ミー』の名匠ロブ・ライナーの最新作。生き生きと取材する記者たちだけでなく取材される人々にもご注目!
イベント
金平 茂紀
1953年生まれ。テレビ記者、キャスター。早稲田大学大学院客員教授。TBSでモスクワ支局長、ワシントン支局長、「筑紫哲也NEWS23」編集長などを歴任。2010年より「報道特集」キャスター。著書に「漂流キャスター日誌」「新ワジワジー通信」など多数。
10月27日更新:
『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』10/27(日)16:00の回上映後にお仕事の都合が変わり、急遽金平茂紀さんにご登壇いただけることになりました。金平さんのご厚意で特別映像も上映予定!
皆様のご来場をお待ちしております。 ←終了しました。
10/31(木)15:30の回上映後には、事前収録した金平さんのインタビュー映像(約40分)を上映いたします。
『バイス』
あらすじ
酒癖の悪い青年チェイニーは恋人リンに尻を叩かれ政界の道を志し、次第に権力の虜になっていく。ついにブッシュ政権時に“影の大統領”として実権を握った彼は、9・11テロの報復としてイラク侵攻を推し進めていった…。
おすすめコメント
コメディ出身監督による社会派エンタテインメント作品!難しい用語をブラックユーモアで例える場面がとにかく最高!
『華氏119』
あらすじ
2016年11月9日、ドナルド・トランプが大統領選の勝利を宣言。この“あり得ない”はずの結果を予測していたマイケル・ムーアは、米国の「今」を探るべく、汚染水問題を抱える地域住民や、銃規制を訴える高校生を取材する。
おすすめコメント
米国で今起きている様々な問題を監督独自の目線で取り上げた作品。問題を解決するために声を挙げる人々の姿が印象的。
インドのおじさんが教えてくれたこと
性別、国、宗教といった多様性を受け入れる寛容な心と、ド直球な思いが詰まった、汗と涙と笑顔あふれるエンターテインメント作品!
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
あらすじ
おすすめコメント
パキスタンの小さな村に住む少女が、願掛けのためにやってきたインドで母とはぐれてしまう。彼女を助けたのは心やさしいインド人の男。インド・パキスタンの対立の壁を超え、彼は少女を故郷に送り届ける旅に出る。
インドとパキスタンの政治、宗教問題を、エンターテイメントの形で軽やかに飛び越えてみせる鮮やかさ。
ラストは誰もが感涙必至!
『パットマン 5億人の女性を救った男』
あらすじ
貧しいけれど幸せな新婚生活を送るラクシュミは、愛妻のために清潔で安価な生理用ナプキン制作に挑む。金は無く、周りの理解も無い中、制作開発は前途多難。はたして無謀とも言えるラクシュミの挑戦は成功するのか!?
おすすめコメント
妻ひいてはすべてのインド女性のため、一途に頑張る主人公の姿を描いた感動の実話!特にラストの演説シーンは必見です。
「身近な人がマジコワい」特集
新進気鋭の監督作品がしんゆりに登場!あなたは身近にいる家族や恋人の本当の姿を見たことがありますか?
『ゲット・アウト』
あらすじ
ニューヨークで暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、週末に白人の恋人ローズの実家で過ごすことになる。しかし、ローズは両親に彼氏が黒人であることを伝えておらず、クリスは若干の不安を拭えない・・・。
おすすめコメント
人種差別をテーマにした社会派サスペンス。スパイク・リー監督に続く次世代の黒人監督ジョーダン・ピールを要チェック!
『へレディタリー/継承』
あらすじ
グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。残された家族は祖母を失った哀しみを乗り越えようとするが、一家には不吉な出来事が起こるようになる。それは祖母が残していった“何か”によるものだった...。
おすすめコメント
ベルイマン作品などに影響を受けた本作は、 言うなれば 「嫌な家族ドラマ」。緻密な脚本ゆえに 2 回目の鑑賞もお薦めです!
オーディオコメンタリー上映
今年のしんゆり映画祭にて上映される『へレディタリー/継承』では、FMラジオを使用して解説を聴きながら作品を鑑賞できる「オーディオコメンタリー上映」を行います!
解説を行うのは主にホラー作品の脚本家・監督として活躍し、TBSラジオ「アフターシックスジャンクション」などでの映画談義も大人気の三宅隆太さん!!三宅さんならではの目線で本作について解説して頂きます。
※※※オーディオコメンタリーは既に鑑賞済みの方を対象とした企画となっております。映画祭では2回上映がありますので、本作を未鑑賞の方は1回目は通常上映、2回目はコメンタリー上映でお楽しみください!!※※※
詳細・注意事項
・映画祭での『へレディタリー/継承』の上映(10月31日、11月3日)は2回とも「オーディオコメンタリー上映」を行います。オーディオコメンタリーをお聴きにならずに、通常の上映形式でも鑑賞をお楽しみ頂けます。
・解説は事前に録音した音声を再生する形式になります。三宅隆太様のご登壇・トークイベントなどはございません。
・FMラジオは25台を用意しております。上映開始前に先着順で無料で貸出いたしますので、ご利用をご希望の方はお早めにご来場ください。なお、貸出いたしましたFMラジオは鑑賞後に返却をお願いいたします。※チケット購入順での貸出ではございませんのでご注意下さい。
・イヤホン付き小型FMラジオはお持ち込みいただけますが、周りのお客様へ迷惑がかかると運営側が判断した場合は、お持ち込みをご遠慮頂く場合がございます。
・周波数の設定などは上映開始前にご案内いたしますので、上映の際はお時間に余裕を持ってご来場ください。
・ラジオを使用して鑑賞される場合は、ラジオの音量など、オーディオコメンタリーをお聴きにならないお客様へのご配慮をお願いいたします。
三宅隆太 さん
1972年生まれ。脚本家、映画監督、スクリプトドクター。
若松プロダクション助監督を経て、フリーの撮影・照明スタッフとして映画、TVドラマ等の現場に多数参加。ミュージックビデオのディレクターを経由して、脚本家・監督に。
日本では数少ないスクリプトドクター(脚本のお医者さん)として、国内外の映画企画に多く携わる一方、東京藝術大学大学院等で教鞭も執っている。
TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』『アフターシックスジャンクション』等の映画談義でリスナーから厚い支持を受けている。
主な作品に、映画『クロユリ団地』『劇場霊』『ホワイトリリー』『怪談新耳袋 怪奇』『呪怨 白い老女』『七つまでは神のうち』など。TV『ほんとにあった怖い話』『怪談新耳袋』『劇場霊から招待状』『クロユリ団地〜序章』『世にも奇妙な物語』『古代少女ドグちゃん』ほか多数。
著書に『スクリプトドクターの脚本教室』シリーズ、『これなんで劇場公開しなかったんですか?』『スクリプトドクターのプレゼンテーション術』等がある。
佐藤忠男さんと振り返るアジア映画inしんゆり
映画祭25周年!佐藤忠男さんの激アツ解説とともに過去に映画祭で上映したあの名作をプレイバック!
※ゲストトークは中止となりました。イベントを楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございません。
『ブンミおじさんの森』
あらすじ
病で死が迫っているブンミは、亡き妻の妹ジェンをタイ東北部にある自分の農園に呼び寄せる。そこに妻の霊が現れ、行方不明だった息子も姿をかえて現れる。やがてブンミは愛する者を連れ、森へ入っていく。
おすすめコメント
人間、 動物、 精霊たちの記憶や輪廻を描く本作は、不思議な魅力で私たちに創造力を与えてくれる。タイの歴史的記憶とともにめぐる作品。
『冬冬の夏休み デジタル・リマスターバージョン』
© A MARBLE ROAD PRODUCTION 1984
あらすじ
1984年の夏休み、母親が入院したため、少年・冬冬と妹・婷婷は田舎の祖父母の家に預けられる。祖父母のいる村でできた友達や、厳しくも温かい祖父との交流。少年のひと夏の経験を描く。
おすすめコメント
少年が小さな出来事の中で、大人の世界を感じていく夏休み。なんでもない記憶の片隅にある気持ちを描いていて、どの場面も見逃せない。
【イベント中止のお知らせ】
11/2(土)10:00『ブンミおじさんの森』
11/4(月・祝)10:30『冬冬の夏休み』
各上映回で佐藤忠男さんのご登壇予定でしたが、ご都合により上映後のゲストトークは中止となりました。イベントを楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございません。該当回の映画作品の上映は行います。
尚、ご登壇中止に伴うチケットの払い戻しはございません。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせに関しましては、しんゆり映画祭事務局まで。
佐藤忠男さん
1930年新潟県生まれ。「映画評論」「思想の科学」の編集にたずさわりながら評論活動を行う。アジア映画を中心に、世界中の知られざる優れた現代映画を発掘、紹介し日本の映画界に貢献。映画ばかりではなく演劇、文学、教育など幅広い分野にわたり執筆活動を続けている。著作に「日本映画史」(全4巻)「日本映画の巨匠たち」(全3巻)など多数。現在、日本映画大学名誉学長をつとめ、日本映画の将来を担う人材の育成に尽力している。
あれも青春! これも青春?
前向きか後ろ向きかわからないけれど、とにかく心が動く季節。誰にだって青春はある!
若き俊才監督による、それぞれの青春を覗いてみませんか?
『天然☆生活』
あらすじ
50歳のタカシはウルトラニート。彼は田舎の親戚の家に居候中。そこへいとこのミツアキと幼馴染のショウもきて、再会を果たす旧友3人。彼らの前にある日、ナチュラルライフに憧れる一家が東京からやってくる。
おすすめコメント
平穏に暮らすおっさんたちの前に、都会から外来種のような一家の登場で、物語は急展開!映画の力・青春の力が溢れる野心作。
ゲスト(予定)
永山正史監督
1983年神奈川県出身。過去作は2012年PFF入選の「飛び火」、2017年ゆうばり映画祭グランプリの「トータスの旅」。
川瀬陽太さん
1969年生まれ。20年以上主にフリーで活動し、自主・成人映画・TV・大作に至るまで多数の作品に出演。待機作に『子どもたちをよろしく』『ゴーストマスター』『AI崩壊』など。
『あいが、そいで、こい』
あらすじ
2001年、海辺の田舎町に住む萩尾亮は高校最後の夏休みに、校長の命令でドルフィンスイムの手伝いに参加。亮はそこで、トレーナーの見習いとして留学してきた女性、ワン・ジャーリンと出会うが、二人は何かと対立する...。
おすすめコメント
柴田監督は日本映画学校(現:日本映画大学)出身。初の商業映画の公開を控える彼が描く、懐かしさいっぱいの青春讃歌。
ゲスト(予定)
柴田 啓佑 監督
短編作『ひとまずすすめ』が第8回田辺・弁慶映画祭にてグランプリをはじめ、映画祭初の4冠を達成。近年はドラマ演出のほか、幅広い分野で活躍。待機作は、映画『喝 風太郎!!』(主演:市原隼人)等がある。
ひろがる つなげる つたえる
ひとからひとへ、大切なことは世代や世界をこえてひろがる。静かにたしかな技をつなげる。小さな声で大きな思いをつたえる。じっくり考える4作をセレクション。
『洗骨』
あらすじ
洗骨とは一度風葬された遺体を4年後に墓から取り出し、骨を洗い清め再び埋葬すること。沖縄の離島・粟国島で、母の死をきっかけに離散しかけた家族が、この島に残る風習・洗骨を通じて再び家族の絆を取り戻していく。
おすすめコメント
散りばめられた笑いの奥にある人間に対する優しさと慈しみ、そして受け継がれていく命を鮮烈に描き、深い感動に包まれます!
『よあけの焚き火』
あらすじ
代々続く狂言師の父と子が、早春の静謐な山里の離れ家にこもって稽古に励む。厳しい師である一方、優しい父。真剣な稽古が続く中、父子の楽しい触れ合いもあり、地元の老人とその孫娘とも優しい交流を深めていく。
おすすめコメント
人間が世代を継ぐというのは、血のつながりだけでなく、文化や想いを伝えていくこと。大地や空気の恵みを感じるやさしい映像で語られます。
ゲスト(予定)
大藏 康誠さん
08年、東京生まれ。能楽師狂言方大藏流。大藏基誠の長男。25世宗家大藏彌右衛門の孫。4歳7カ月で初舞台を踏む。
土井 康一 監督
78年、神奈川県生まれ。映画『彫金』、『蒔絵』で教育映像祭優秀作品賞、映文連アワード部門優秀賞
など。本作が長編初監督。
『沈没家族 劇場版』
あらすじ
90年代半ば。様々な若者がひとつの家に寄り合い子育てに奮闘した実践的共同保育「沈没家族」。その環境の中で育った監督が当時一緒に暮らした人達を訪ね、母や不在だった父の姿から家族とは何かを見つめ直していく。
おすすめコメント
世間の注目を集めた「沈没家族」で成長した監督が当時を振り返る貴重なセルフドキュメンタリー。日本で新しいスタイルの保育活動をしている関山氏との対談もお楽しみに!
ゲスト(予定)
加納 土 監督
1994年生まれ。現在25歳。神奈川県出身。武蔵大学社会学部メディア社会学科の卒業制作として本作の撮影を2015年から始める。卒業後はテレビ番組の制作会社に入社。『沈没家族 劇場版』が初の監督作品となる。(10/30、11/2登壇予定)
関山 隆一さん
1971年生まれ。NPO法人もあなキッズ自然楽校・理事長。2007年もあなキッズ自然楽校を設立。森のようちえんや自然体験活動を通して、長期的な子育て支援環境の確立及び地域に根差した実践を行っている。(10/30登壇予定)
『ある精肉店のはなし』
あらすじ
大阪府貝塚市に暮らす北出さん一家は7代にわたって牛を育て屠畜し捌いて売ってきた。牛は鳴き声以外に捨てるところはないという。いのちと向き合いながら精肉店を営んできた家族のはなし。
おすすめコメント
いのちと向き合う職人の顔、家族のチームワークと熟練の技で牛がお肉になっていくさま。スーパーの肉しか知らない人にも観てほしい。
ゲスト(予定)
『ハウスメッツガー・ハタ』のご主人 畑 肇さん
1964年創業、登戸の町で肉の伊勢屋、精肉店として営む。
区画整理にて多摩区より立ち退き要請のため、2015 年より新百合ヶ丘金程の『ハウスメッツガー・ハタ』として移転。お客様に喜んでもらえる吟味した肉と手間暇かけた自家製ハム・ソーセージとお惣菜を作り提供する事を理念とする。
食生活、これからの持続可能な消費生活を考え、地域に根づいた専門店として皆様の食生活のお役に立てるよう日々精進している。
聞く・話す・考える ~ ヒントときっかけ ~
様々な意見に耳を傾け、知り、考え、調べる。また聞く、そして話す。考え続けることで、少し豊かな世界が見えてくるかも?
『おクジラさま ふたつの正義の物語』
あらすじ
和歌山県太地町。伝統的なクジラ・イルカ漁を巡り、海外から集まる反捕鯨活動家と地元の漁師達の対立が続く。そこへ、双方を理解しようとする人達も現れる。さまざまな立場から捕鯨問題の本質を探る。
おすすめコメント
価値観の違いを認めつつ、互いを知ろうとする努力を重ねていくこと。この作品が良き未来へのヒントになれば...。
追加上映 11月4日 (月・祝)
「主戦場」
映画祭での上映の取りやめを予定していた「主戦場」を、10/30に行ったオープンマイクイベントで寄せられた声を受けて再度映画祭内で検討し、最終上映作品として11/4にアルテリオ映像館で無料上映を行った。当日の朝から整理券を配布し、250名程度の希望者が集まり、抽選で当選したお客様にご覧いただいた。上映前にはミキ・デザキ監督による挨拶も行われた。
〇オープンマイクイベント 『しんゆり映画祭で表現の自由を問う』
日時:2019年10月30日(水)19:00~21:00
場所:川崎市アートセンター3階コラボレーションスペース
呼びかけ人:大澤一生(「沈没家族」配給会社ノンデライコ代表) 纐纈あや(「ある精肉店のはなし」映画監督)
映画製作者、関係者、市民、映画祭スタッフが垣根を越えて「表現の自由」を問い、 話し合うオープンマイクイベントを行った。
しんゆりこどもシネマ
こどもが楽しめて、大人が見るとさらに面白い、そんな名作映画を厳選しました。親子で楽しんでほしいという思いから、大人1名とこども1名のお得なペア券もご用意。上映前には和太鼓演奏、上映後にはお菓子プレゼントもあります。
『若おかみは小学生! 』
あらすじ
小学6年生のおっこは、お父さんとお母さんを亡くし、おばあちゃんの旅館「春の屋」で暮らすことになります。そこにいる秘密の仲間は、おっこの若おかみ修行を助けてくれるのですが...。
おすすめコメント
自分が 「おっこ」 だったらどうする!?自分のことよりもお客さんをおもてなしする姿に大人も子どもも胸がアツくなる!
イベント情報
10月27日(日) 上映前イベント 和太鼓の会「雷鼓」による和太鼓演奏
小学生から大人まで、楽しみながら太鼓を叩いています。菅どんと焼き、八雲神社・子之神社祭礼、星ヶ丘納涼祭、学校・老人ホームのイベントなどで演奏しています。お腹に響く太鼓の音をお楽しみください。
ジュニア映画制作ワークショップ2019
中学生対象の映画制作ワークショップの発表会。舞台挨拶もあります。
『ジュニア映画制作ワークショップ2019発表会』
『わが家のすったもんだ』他短編7本
家族をテーマに全員が各2本ずつ脚本を書きました。その中から4本を選び、2本の4コマ映画と1本のドキュメンタリーを合わせた計7本を上映します。中学生ならではの観察眼とコメディー要素盛りだくさんの作品をお楽しみください。
<上映作品>
★待ち合わせ
『おさるの惑星』 『騙された変態 -マリちゃんと僕-』
★わが家のすったもんだ
第1話 (非公開)
第2話 『還ってきた爺ちゃん』
第3話 『私の由来』 最終話 『蜘蛛』
★しんゆり街頭ドキュメンタリー
『叶うといいなッ!みんなの夢』
イベント情報
10月27日(日)上映後 舞台挨拶あり。
『ジュニア映画制作ワークショップ20周年セレクション上映』
20年を記念し、活動の歩みを紹介します。
これまでに制作した作品から5本をセレクトして上映します。
<上映作品>
①ドジ
②夏休みのエトセトラ
③かけはし
④スイッチ
⑤ムッツマン
上映スケジュール
10月29日 (火) 18:00 映像館
当日整理券配布について
当日入場整理券配布