NPO法人KAWASAKIアーツ・理事会からのお知らせ
KAWASAKIしんゆり映画祭を支えてくださっている皆様へ
KAWASAKIしんゆり映画祭を支えてくださっている皆様へ
日頃より皆様には当映画祭をご支援いただき、誠にありがとうございます。
お陰様で「第25回KAWASAKIしんゆり映画祭2019」は、10月27日(日)~11月4日(月・祝)の本祭及び、11月24日(日)の「ジュニア映画制作ワークショップ20周年記念イベント」実施を持ちまして全てのプログラムを終了することができました。
映画祭の開催・実施にご協力いただいた皆様、ご来場くださいました皆様へ、ここにご報告させて頂きますと共に心より御礼申し上げます。
今年度の当映画祭に於いての、映画『主戦場』上映の取り止め、上映の再決定に至る一連の経緯に関して、上映作品関係者含め皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。
「KAWASAKIしんゆり映画祭」の主催団体である「NPO法人KAWASAKIアーツ」では、映画祭終了後、理事会を開催し、検証を行って参りました。
つきましては、現段階で出ております決定事項についてご報告させていただきます。
まず、川崎市から特定の作品の上映に対して懸念を示された際に、映画祭の最終意思決定機関である運営委員会が、その懸念を受け、上映取り止めの決定を下してしまったことが誤りだったと理事会では判断しております。
理事会では、今回の責任をとり、本日をもって現運営委員は全員辞任し、代表・中山周治、副代表・瀧澤春江は映画祭役職と法人理事を降りるという決定を下しました。
更に、理事会は、現在の組織体制の問題点を検証し、解決に向けて体制の刷新に取り組んで参ります。今後は同じ誤ちを繰り返さない為に、多くの方々のご意見を参考にさせて頂き、活動の中心を担うスタッフを映画祭内で新たに募り、理事会も共に「新しいしんゆり映画祭」の理念と形を模索して参りたいと存じます。
今回、上映再決定の判断をし、無事上映に漕ぎつけましたのは、皆様からのご尽力があったからこそと改めて痛感している次第です。
上映取り止めの判断が「今後の映画の上映」、ひいては「あらゆる表現の場」の委縮につながる重大な過ちだったことを気づかせてくださった皆様、安全確保のために警備・見守りに駆けつけて下さった市民の皆様、会場の提供・運営にご尽力いただいた皆様、KAWASAKIしんゆり映画祭を応援し、支えてくださったすべての皆様に改めて御礼を申し上げます。
今後の映画祭については、随時お知らせをさせていただきますので、これからもどうか、皆様のご支援とご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2019年12月31日
NPO法人KAWASAKIアーツ・理事会
理事長 藤田朝也