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アンカー 1

第27回KAWASAKIしんゆり映画祭2021は終了いたしました。
公式映画祭ラインナップ「 #映画とつながる 映画でつながる」

​※ゲストトーク・イベント等は、変更または中止になる場合があります。

「大切な場所、大切なひと」

“本当に大切なものは、いつだってそばにある”

「力強い生き方」

“生きているだけで何故、こんな身を引き裂かれるような事が起きるのだろう“

「才能との出会い」

“稀有な才能との出会い、それは恋に落ちるよりずっとわずかな可能性”

「監督・濱口竜介の原点」

“濱口竜介のシノプシスには魔力がある。あなたは必ず翻弄される“

「祝!ドラえもん50周年、藤子・F・不二雄ミュージアム10周年!」

“大丈夫、今どんなことがあってもぼくは未来で待っているよ”

2021年度 上映作品紹介

彼女は夢で踊る

『彼女は夢で踊る』

​PG12
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​ゲストトークあり(予定)

​時川英之 監督 

矢沢ようこ さん

上映スケジュール
11月5日   (金)
17:50
小劇場
11月6日(土)
13:30
​小劇場

​ゲスト

2019年/日本/95分/PG12
監督・脚本・編集:時川英之

出演:加藤雅也 犬飼貴丈 岡村いずみ 横山雄二 矢沢ようこ

あらすじ

広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。社長の木下は過去の華やかな時代を思い出す。最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。閉館への日々に、木下は忘れていた遠き日の恋を思い出す。そして、最後の舞台の幕が上がる。観客たちはステージの裸の向こうに何かを見つめている。木下は劇場の終演に、胸の奥に隠していたダンサーとの秘密を思い出す。ステージの上に幻は眩しく輝き、木下は遠い昔の美しい夢を見る。

おすすめコメント

かつて広島に実在したストリップ劇場を舞台にした、ひとりの男の青春とその終焉を描いた美しいドラマです。

それと同時に単なるメロドラマでは終わらず、美しい踊りや意表を突いた音楽使いにも感動させられる、ライブエンターテインメント性の高い作品でもあります。ぜひ劇場でご覧ください。

ゲスト(予定)

時川英之(ときがわ・ひでゆき)監督

11月3日広島生まれ。ディスカバリーチャンネル・アジア(シンガポール)、ウォルト・ディズニー(東京)で多くの番組にプロデューサー/ディレクターとして携わる。その後、映画監督の岩井俊二氏に師事。映画を中心に、ドキュメンタリー、TVCM、ミュージックビデオなど幅広いジャンルの映像作品を手がけ、国際色豊かな経験からユニークな作品を作り出す。映画作品「ラジオの恋」「シネマの天使」「鯉のはなシアター」など

矢沢ようこ(やざわ・ようこ)さん

ギルカメッシュナイト(テレビ東京)へのレギュラー出演をキッカケに、ストリップへ挑戦。 1997年に浅草ロック座でストリップデビューを果たす。2004年に一度ストリップを休業するも、2009年に復帰。 以後、ロック座を代表するベテランストリッパーとして活躍中。 近年は映画やミュージックビデオへの出演機会が増え、女優としても高い評価を得ている。

『まちの本屋』

まちの本屋

川崎新都心街づくり財団presents

​ゲストトークあり(予定)

大小田直貴 監督 小林由美子さん

上映スケジュール
11月3日   (水・祝)
13:15
小劇場

​ゲスト

11月5日(金)
10:15
​小劇場

2020年/日本/107分/ドキュメンタリー

監督・撮影・編集:大小田直貴

出演:小林由美子 小林昌弘

あらすじ

兵庫県尼崎市の商店街にある売り場10坪の小さな本屋、小林書店。

小さな本屋を取り巻く環境は厳しく、この20年間で書店は半数近くまで減った。           

そんな中、店主の小林由美子さん、昌弘さん夫婦は地元客を大事にする商売で店を続けてきた。

しかし、ある日突然、昌弘さんを襲った脳梗塞。店を続けるべきか悩む由美子さんは改めて書店という商売と向き合う。その時、見えてきたものとは…          

おすすめコメント

まちの小さな本屋さんのドキュメンタリーでありながら、人が生きていく上で大切なことが見えてくる。日本からまちの小さな書店が消えつつある中にあって、地域に根差した商売とは何か?仕事の上での信頼はどのように得るのか?ということをこの映画は教えてくれる。そして何よりも小林夫妻の関係が胸を打つ。ほのぼのとした中にもお互いをいたわり、いつくしむ姿が心に残る。

ゲスト(予定)

大小田直貴(おおこた・なおき)監督

劇映画の監督を目指して大阪芸術大学映像学科に入学。卒業後はテレビ番組の制作会社に所属。介護、生活保護、東日本大震災など報道系のドキュメンタリー番組や海外取材を手がける。現在はフリーランスのディレクターとしてテレビ番組制作を続ける。2019年の夏から冬にかけて撮影し、翌年のコロナ禍で完成させたドキュメンタリー映画「まちの本屋」は初監督作品。大阪、愛知、鹿児島などで上映される。

小林由美子(こばやし・ゆみこ)さん

就職した大手ガラスメーカーで昌弘さんと出会い社内結婚する。小林書店は1952年、両親が尼崎市内で創業。幼少の頃から商売の大変さをそばで見てきたため本屋を継ぐ気は全くなかったが、昌弘さんに出た転勤の辞令と「家族一緒に暮らした方が後悔しないと思う」という昌弘さんの言葉がきっかけとなり店を継ぐことを決める。2020年に小林書店の実話を元にした小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」(川上徹也著/ポプラ社)が出版される。

ラプソディ オブ colors

『ラプソディ オブ colors』

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バリアフリー日本語字幕付き上映 HELLO! MOVIE®対応作品

​ゲストトークあり(予定)

佐藤隆之 監督

上映スケジュール
11月5日   (金)
12:45
映像館
11月7日(日)
13:30
映像館

​ゲスト

2020年/日本/108分/ドキュメンタリー

監督・撮影・編集:佐藤隆之

出演:石川悧々 中村和利 新井寿明

あらすじ

東京都大田区にある、小さな3階建ての民家。3階には知的障害のある「げんちゃん」が支援制度を使って一人暮らし、2階はシェアハウス、1階にあるバリアフリー社会人サークルcolorsでは毎月10本ものイベントが開かれ、障がいがある人・ない人・グレーな人が集まってくる。現役タクシードライバーの監督が500日にわたってカメラを回した、問答無用、人間まるだしの狂騒曲。

おすすめコメント

劇中で「魔女」と称される、colors代表の石川さんと地域福祉の立役者でありながら、自らを「マイノリティを食い物にするハエ」と毒づく中村さん。2人のもとに集まるカラフルな人々には「助ける―助けられる」関係はない。泣かせる展開は完全否定。混沌の中に見えてくるものとは?監督による作品解説のような音声ガイドや字幕は、ぜひ体験してほしい。

ゲスト(予定)

佐藤隆之(さとう・たかゆき)監督

1961年山形県鶴岡市生まれ。関西で育つ。大阪芸術大学映像計画学科中退。在学中に8mm作品を3本製作。大学中退後フリーの助監督として大林宣彦、黒木和雄、鈴木清順、廣木隆一、堤幸彦などの監督作品に参加。34歳、テレビ東京「きっと誰かに逢うために」で監督デビュー。深夜枠テレビドラマ、DVD作品、ネット配信作品など約20本で監督脚本。オリジナル脚本がサンダンス映画祭、函館イルミナシオン映画祭にノミネートされる。45歳でタクシードライバーに転職。その後、個人製作ドキュメンタリーに転じる。2016年秋ドキュメンタリー作品『kapiwとapappo〜アイヌの姉妹の物語〜』を渋谷ユーロスペース、レイトショーにて公開。本作が長編ドキュメンタリー2作目。東京在住。

くれなずめ

『くれなずめ』

あらすじ

優柔不断だが心優しい吉尾、劇団を主宰する欽一と役者の明石、既婚者となったソース、会社員で後輩気質の大成、唯一地元に残ってネジ工場で働くネジ。高校時代の帰宅部仲間6人は、友だちの結婚披露宴で余興を披露するために5年ぶりに集まった。披露宴を終え、二次会が始まるまでの狭間の時間を持て余すアラサーを迎えた男たち。思い出すのは、学生時代のしょーもないことばかりで・・・

おすすめコメント

松居監督の実体験がもとになっているこの映画は、できれば何の前情報もいれないで観てください。「くれなずめ」は日が暮れそうでくれないでいる状態を示す「暮れなずむ」を命令形にした造語。泣きたいのに笑える、笑いたいのに泣けてくる。すべての「くれなずんでいる」人に贈る愛おしい物語。HELLO! MOVIE®︎を利用すると、監督・出演俳優のコメンタリーもお楽しみいただけます

上映スケジュール
11月5日   (金)
18:00
映像館
11月7日(日)
10:15
映像館

2021年/日本/96分

監督・脚本:松居大悟

撮影:高木風太

出演:成田 凌 高良健吾 若葉竜也 浜野謙太 藤原季節 目次立樹  

HELLO! MOVIE®対応作品(オーディオコメンタリー)

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​オンライン

松居大悟 監督

​オンラインゲストトークあり(予定)

ゲスト(予定)

松居大悟 監督

黄泉がえり

『黄泉がえり』

あらすじ

熊本阿蘇地方で、何十年も前に失踪した少年がそのときの姿のまま帰ってくる。同地の出身である厚労省の川田たちの調査で、「黄泉がえり」と呼ばれる現象が相次いでいることが判明。川田の友人・葵も調査に関わるが、亡くなった彼女の婚約者はなぜか黄泉がえってこない。そして突然開催される歌手・RUIのコンサート。黄泉がえりの秘密に気付いた川田は葵のために奔走するのだが…。

おすすめコメント

コロナ禍は社会の様相を一変させました。会いたいのに会えない。誰かを想う気持ちが一層強くなっているいま、黄泉がえりを迎え入れた人びとのドラマひとつひとつが胸に迫ってきます。たとえ短い時間であっても、彼らの人生に大きな意味をもたらしていく。若き長澤まさみや市原隼人の共演、RUIこと柴咲コウの歌声で迎えるクライマックスなど見どころの多い本作を、ぜひフィルム上映で。

上映スケジュール
11月7日   (日)
17:00
映像館

2003年/日本/126分

監督:塩田明彦

脚本:犬童一心 斉藤ひろし 塩田明彦

撮影:喜久村徳章

出演:草彅 剛 竹内結子 田中邦衛

AINU MOSIRI(アイヌモシリ)

『アイヌモシ

あらすじ

中学生のカントは、阿寒湖畔でアイヌ民芸品店を営む母と二人暮らし。父の死をきっかけに、仲間と結成したバンドに熱中し、卒業後は村から離れたいと考えていた。父の友人であるデボは、そんなカントを森や川に伴いアイヌの文化を教えていく。やがてデボは一頭の子熊の世話をカントに任せ、カントも子熊に親しむ。だがその子熊は、失われた儀式「イオマンテ」復活のために育てられていた。

おすすめコメント

「リベリアの白い血」に続く福永壮志監督作品。民族の誇り高い文化を継続しつつ、現代に生き、未来に繋げるとは何か。「消えゆく民族」などではない、等身大のアイヌを描く。少年カントの目が印象的。迷いも怖れもあるが、未来を見ている瞳だ。作中で、若い世代に繋げられた歴史と文化は、どのような形であれ、そのまま消え去ることはないだろう。作中のアイヌ音楽も必聴。

ゲスト(予定)

​ゲストトークあり(予定)

福永壮志 監督

上映スケジュール
10月31日   (日)
17:15
小劇場

​オンライン

11月3日(水・祝)
10:00
​小劇場

2020年/日本 アメリカ 中国/84分

監督・脚本:福永壮志

撮影:ショーン・プライス・ウィリアムズ

出演:下倉幹人 秋辺デボ 下倉絵美 リリー・フランキー

福永壮志(ふくなが・たけし)監督

北海道出身。2003年に渡米、映像制作を学ぶ。ニューヨークを拠点に活動後、2019年に東京に拠点を移す。
初長編映画『リベリアの白い血』は、2015年にベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品され、ロサンゼ
ルス映画祭で最高賞、2016年にインディペンデント・スピリットアワードのジョン・カサヴェテス賞にノミ
ネートする。長編映画二作目の『アイヌモシㇼ』は、2020年にトライベッカ映画祭で審査員特別賞、グアナ
ファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。現在制作中の長編三作目は2022年に完成予定。

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打ち上げ計画

『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』

あらすじ

2010年、インド・ベンガルール。宇宙開発事業の命運をかけたロケットの打ち上げが失敗に終わり、プロジェクト責任者のタラとラケーシュは、火星探査プロジェクトに異動させられてしまう。火星探査は難しく、予算も得られない不可能なプロジェクト。

しかし、主婦のタラは家事や料理からのひらめきで画期的なアイデアを思いつき、低予算のプロジェクトを始動する。

チームとして集められたのは、経験の乏しいいわば二軍チームだった。

彼らは火星探査機「マンガルヤーン」打ち上げに向け、ラケーシュやタラの指導のもと火星を目指して奮闘する。

おすすめコメント

宇宙開発事業の仕事と聞くと、作業服やスーツでの出勤かと思いますが、インドでは女性科学者は、民族衣装のサリーで働いています。テキパキとサリー姿で働く姿は観ていて清々しく感じると思います。女性科学者たちの悩みやインドの格差社会、宗教上の考え方の違い等も描かれて今のインドの様子がわかります。一見、頼りなさそうな男性上司ラケーシュは、彼女たちをしっかりサポートしてくれる頼もしい存在。タラも母のような厳しく優しい上司。実話ですが、重くならず背中を押してくれる映画です。

イベント:インド舞踊(予定)

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里見まこ(さとみ・まこ)さん

1990年より国内でバラタナティヤムの基礎を8年間学び渡印。バラタナティヤム発祥の地である南インド、チェンナイにて故・ウマ・スンダラム女史、ニーラ・スーカニア・スリニヴァサン女史、ショーバナ・バルチャンドラ女史より理論と技術を学ぶ。毎年渡印を重ね2000年に行った舞台ソロデビューをかわきりにインド、日本各地でリサイタルを行い、バラタナティヤムを紹介している。その他、バラタナティヤムの舞踊劇やインド各地のフォークダンスなどにも意欲的に挑戦し発表している。また日本の神話「古事記」をバラタナティヤムで表現したオリジナル作品を日本各地とインドで発表した。この美しい舞踊劇は多くのインド人の心にも感動と衝撃を与えた。他に、ジャズや雅楽とのコラボリサイタルを行い好評を博した。現在、「プラーナ」インド古典舞踊研究会主宰。「よみうり文化センター大森」講師。戸田市、蕨市、さいたま市の教室で、インド古典舞踊とヨーガの指導に努めている。

​インド舞踊イベントあり(予定)

里見まこさん

上映スケジュール
11月3日   (水・祝)
17:30
小劇場

​イベント

11月5日(金)
14:00
​小劇場

2019年/インド/130分

監督:ジャガン・シャクティ

脚本:R・バールキ

出演:アクシャイ・クマール ヴィディヤ・バラン

茜色に焼かれる

『茜色に焼かれる』

副音声イヤホンガイド付き上映

副音声
​R15+

​ゲストトークあり(予定)

石井裕也監督  片山友希さん

​イベント

​尾野真千子さん コメント上映

上映スケジュール
10月31日   (日)
13:15
小劇場

​イベント

11月7日(日)
13:00
​小劇場

ゲスト

​イベント

2021年/日本/144分/R15+

監督・脚本・編集:石井裕也

撮影:鎌苅洋一

出演:尾野真千子  永瀬正敏  片山友希  和田 庵

あらすじ

7年前の交通事故で夫を亡くした田中良子。自身の信念から賠償金も受け取らず、義父の面倒を見ながら、中学生の息子・純平を育てている。純平は学校での屈辱的ないじめに耐えながら、哀しみや怒りを見せず気丈に振る舞う母を気遣っている。母と子、二人を取り巻く人々との間に起こる様々な出来事を通して、二人に見えたものとは…。

おすすめコメント

愛情深く、理不尽なことだらけの社会を懸命に生きる母を尾野真千子が熱演。「舟を編む」の石井裕也監督が書き下ろした心揺さぶられる人間ドラマ。これは一人の戦う女性の物語であり、“私たち自身”の物語です。出口の見えない感染症、決して乗り越えられない差別、何のためにあるのかわからないルール、冗談のような陰湿ないじめ…。今の日本社会に巣食う“病魔”に必死に抗いながら生きる主人公の姿には悲しくも胸を打たれます。元気としなやかさをもらえる作品です。

ゲスト(予定)

石井裕也監督

1983年生まれ、埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作『剥き出しにっぽん』(05)でPFFアワードグランプリを受賞。24歳でアジア・フィルム・アワード第1回エドワード・ヤン記念アジア新人監督大賞を受賞。商業映画デビュー作『川の底からこんにちは』(10)がベルリン国際映画祭に正式招待され、モントリオール・ファンタジア映画祭で最優秀作品賞、ブルーリボン監督賞を史上最年少で受賞した。2013年の『舟を編む』では第37回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞、また米アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表に史上最年少で選出される。『ぼくたちの家族』(14)、『バンクーバーの朝日』(14)などで高い評価を獲得し、第67回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)では多くの映画賞で作品賞や監督賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベストテンでは、日本映画ベスト・テン第1位を獲得するなど国内の映画賞を席捲した。近年も『町田くんの世界』(19)、『生きちゃった』(20)、『アジアの天使』(21)などコンスタントに作品を発表し続ける。。

片山友希さん

1996年生まれ、京都府出身。「べっぴんさん」(16/NHK)、「セトウツミ」(17/TX)、「平成物語」(18/CX)、『ここは退屈迎えに来て』(18)、舞台「死ンデ、イル。」(18)、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、「透明なゆりかご」(18/NHK)、「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(19/NHK)、「俺のスカート、どこ行った?」(19/NTV)、「深夜食堂」(19/Netflix)、『ブラック校則』(19)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)、『猫とじいちゃん』(20)、「伝説のお母さん」(20/NHK)、『君が世界のはじまり』(20)、「恐怖新聞」(20/THK)、『あの頃。』(21)など話題作に多数出演している。公開待機作に主演作『フタリノセカイ』(21)、『弟とアンドロイドと僕』(21)などがある。

『トゥルーノース』

あらすじ

1960年代の帰還事業で北朝鮮に戻った家族の物語。平壌で平和に暮らす少年ヨハンと妹のミヒだったが、父親の失踪後、母親と共に強制収容所に送られてしまう。そこでの暮らしは子供も労働を強いられ、相互監視や裏切りが横行する非人間的な世界。過酷な生存競争の中、ヨハンは次第に純粋で優しい心を失ってゆく。やがてあることをきっかけに、ヨハンは「生きる意味」を探し始める。

おすすめコメント

過酷な状況の中で迷い、葛藤しながらも成長し、自分の進むべき方向を見出してゆく主人公ヨハンの姿は、私達の心を大きく揺さぶる。収容体験を持つ脱北者等約40人に取材を行い、10年もの歳月をかけ制作されたアニメ映画「トゥルーノース」。この題名に込められたものは、人生の「絶対的な羅針盤」という意味。ヨハンが見出した自身の羅針盤は、私達にとっても普遍的で尊い。

ゲスト(予定)

清水ハン栄治 監督

1970年、横浜生まれの在日コリアン4世。「難しいけれど重要なことを、楽しく分かりやすく伝える」をモットーに映像、出版、教育事業を世界中で展開。
2017年のTED Resident、University of Miami MBA、著書に「HAPPY QUEST」がある。東南アジアのアニメーターのネットワーク「すみません」主宰。2012年より62ヵ国で公開され、世界の映画祭で12の賞を獲得したドキュメンタリー映画「happy - しあわせを探すあなたへ」をプロデュース。人権をテーマにプロデュースした偉人伝記漫画シリーズは世界15ヶ国語に翻訳されている。 帰還事業で北朝鮮に渡航後に消息を経った在日同胞の話を幼い頃から聞いて育ってきた。本作「トゥルーノース」は初監督作品となる。

​オンラインゲストトークあり(予定)

清水ハン栄治監督

上映スケジュール
11月7日(日)
17:30
​小劇場

​オンライン

11月6日   (土)
10:00
小劇場

2020年/日本 インドネシア/94分/

アニメーション

監督・脚本・プロデューサー:清水ハン栄治

声の出演:ジョエル・サットン マイケル・ササキ ブランディン・ステニス

トゥルーノース

『JUNK HEAD』

あらすじ

環境破壊により居住不能なほど汚染された未来。人類は人工生命体マリガンを創造し地下を開発するが、マリガンたちは人類に反乱し地下を乗っ取ってしまう。

その1600年後、遺伝子操作により人類は生殖能力を失うことと引き換えに永遠の命を得る。しかし新種のウイルスにより、人類は絶滅の危機に瀕していた。人類存続の鍵は地下で独自に進化したマリガンにあった。地下調査員に志願した主人公がそこで見たものは・・・!

おすすめコメント

映画制作の経験も知識もない掘貴秀氏が、7年の歳月をかけ、監督・脚本・キャラデザイン・撮影・編集・照明・録音・音楽・美術・声優、etc…、要は映画制作に必要な作業をほぼ全て一人でこなして作り上げたのがこの作品。

コマ撮りの技術力の高さ、独自の世界観、映像のみならず、自ら考え出した言語や、作曲した音楽など、すべてが独創的で、しかも初めての作品だということに驚愕です!

上映スケジュール
10月31日   (日)
10:00
小劇場
11月7日(日)
10:00
​小劇場

2017年/日本/99分/

ストップモーション・アニメーション

監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽:堀貴秀

声の出演:堀 貴秀

JUNK HEAD
ミークス・カットオフ

『ミークス・カットオフ』

あらすじ

西海岸を目指す西部開拓者3家族は粗野な道案内人ミークを雇うが、案に相違して道を失い、何週間もいたずらに荒野をさまよい、激しい飢えと渇きと相互不信に苛まれる。男たちへの意見が許されず、不満と不安を抑えて黙々と従う女たち。ネイティブ・アメリカンの男性を捕虜にして、道案内と水の確保をさせようとしたものの、諍いは収まらず、皆の人間性が顕わになっていく。行きつく先は?

おすすめコメント

ケリー・ライカートは1994年にデビューし、佳作だが作品を公開するたび名だたる映画祭で話題になる映画監督。きわめてミニマルながら多層的な映像で市井の人々の真実を描き出す。日本では2020年末に4作が劇場公開で紹介され、映画ファンの心をつかんだ。「ミークス・カットオフ」は当時の女性たちの日記を元に、西部開拓時代の一エピソードを再構築した意欲作。

ゲスト(予定)

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降矢 聡(ふるや・さとし)さん

映画上映団体グッチーズ・フリースクール主宰。雑誌「ムービーマヨネーズ」企画・編集。DVD&動画配信でーたにてコラム、キネマ旬報にて星取レビューを連載中。編著に『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』、共著に『映画を撮った35の言葉たち』、『映画監督、北野武。』(ともにフィルムアート社)、『映画空間400選』(INAX出版)。そのほか、映画雑誌やプログラム等に映画評を執筆している。

​ゲストトークあり(予定)

降矢 聡さん

上映スケジュール
11月5日   (金)
10:00
​映像館
11月6日(土)
13:15
映像館

​ゲスト

2010年/アメリカ/103分

監督:ケリー・ライカート

脚本:ジョン・レイモンド

撮影:クリストファー・ブローヴェルト

出演:ミシェル・ウィリアムズ、ゾーイ・カザン、ポール・ダノ

ある殺人、落葉のころに

『ある殺人、落葉のころに』

​ゲストトークあり(予定)

三澤拓哉 監督

​永嶋柊吾 さん

上映スケジュール
11月5日   (金)
15:30
映像館
11月6日(土)
17:00
映像館

​ゲスト

2019年/日本 香港 韓国/79分

監督・脚本​:三澤拓哉

撮影​:廖天駿

出演:守屋光治 中崎 敏 森 優作 永嶋柊吾

あらすじ

舞台は神奈川県大磯町。和也の父が営む土建屋で働く幼馴染の和也、俊、知樹、英太の4人。単なる同級生だった頃とは違うパワーバランスの中、恩師の死をきっかけにその友情関係が少しずつカタチを変えていく。恩師の残された若妻・千里に惹かれていく俊。友情関係を保つべく立ち回る知樹。家族のため、金を工面する必要から不法投棄を請け負う和也。親友によって自分の恋人が身の危険にさらされる英太。不穏な空気をまといながら物語が向かう先とは?

おすすめコメント

初監督作『3泊4日、5時の鐘』でロッテルダム国際映画祭ほか多くの映画祭で評価を得て、本作でも2020年3月の大阪アジアン映画祭JAPAN CUTS Awardを受賞。プロデューサーのウォン・フェイパンとタッグを組み日本映画に新たな風を吹き込んだ。従来の枠を超えたアジア映画を誕生させた新鋭三澤拓哉監督。本作は見るものの深層心理を揺さぶり様々な解釈を可能にする。あなたはこの映画をどう受け止めるか?

ゲスト(予定)

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三澤拓哉(みさわ・たくや)監督

明治大学文学部卒業後、日本映画大学に入学。在学中の2014年、映画『3泊4日、5時の鐘』で脚本・監督デビュー。同作はロッテルダム国際映画祭ほか12の映画祭に招待され3つの賞を受賞。卒業後、フリーの映像制作者として活動。2019年、日本-香港-韓国の共同制作『ある殺人、落葉のころに』は釜山国際映画祭に正式招待され、日本と香港で劇場公開を果たした。この秋、湘南を舞台に短編映画集を撮影予定。

永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)さん

1992年生まれ、福岡県出身。10代から舞台、テレビで活躍。近年では菅田将暉に楽曲提供するなど活動の幅を広げている。主な出演作に、「ヤウンペを探せ!」(20/宮脇亮監督)、「クローゼット」(20/進藤丈広監督)、ドラマ「相棒19元旦スペシャル」(21/EX)、「うつ病九段」(20/NHKBSP)、「グッドモーニング・コール」(17・18/CX)などがある。舞台「世界が消えないように」に出演。

PASSION

『PASSION』

​オンラインゲストトークあり(予定)

濱口竜介監督

上映スケジュール
11月6日   (土)
17:15
小劇場

​オンライン

2008年/日本/115分

監督・脚本:濱口竜介

撮影:湯澤祐一

出演:河井青葉 岡本竜汰 占部房子

あらすじ

30歳を目前にした大学時代の同級生が、久々に集まった席上で、一組のカップルが結婚を発表する。ところが、期せずして男の過去の浮気が発覚してしまう。それを契機に、横浜を舞台とした男女6人の恋模様は、思いもよらない展開をみせる。繊細な演技による会話劇から人間関係の揺れが描かれる本作は、やがて人生の深淵を垣間見せる。彼らがたどり着く結末に、私たちは何を思うだろうか。

おすすめコメント

濱口竜介監督は今年、『偶然と想像』がベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)、『ドライブ・マイ・カー』がカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、新時代の日本映画を代表する存在となった。本作は上映機会が稀少な濱口監督の修了制作で監督の才能が近年、突如現れた訳ではなく、学生時代から既に輝きを放っていたことを証明する逸品。今冬公開される『偶然と想像』の「予習」にもどうぞ。

ゲスト(予定)

濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)監督

大学卒業後、映画の助監督やTV番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008年の修了制作「PASSION」が国内外の映画祭で高い評価を得る。商業映画デビュー作品「寝ても覚めても」(18)が、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出。2021年ベルリン国際映画祭コンペティション部門で『偶然と想像』が銀熊賞(審査員グランプリ賞)、同年第74回カンヌ国際映画祭では『ドライブ・マイ・カー』がコンペティション部門に出品され、日本映画としては初となる脚本賞ほか4つの賞を受賞した。

ドラえもん のび太の恐竜2006

『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』

上映スケジュール
11月6日   (土)
10:15
映像館

2006年/日本/106分/アニメーション

監督:渡辺 歩

原作:藤子・F・不二雄

声の出演:水田わさび、大原めぐみ、神木隆之介

あらすじ

のび太がひょんなことから発見した卵を孵化させてみると、生まれたのは何と恐竜のフタバスズキリュウだった!のび太はピー助と名づけ、内緒で飼い始める。やがてピー助は大きくなり、のび太とドラえもんはタイムマシンでピー助を故郷の仲間のもとへ帰そうとするが…。ピー助を守るために一億年の時を超え、めざすは白亜紀の日本!愛と友情がつまった大アドベンチャー!

おすすめコメント

映画を一緒に見てドラえもんの50周年、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の10周年を、お祝いしよう!ドラえもんの映画シリーズ第一作目のリメイクである本作は、よりリアルになった恐竜の迫力と美しい白亜紀の風景の中、困難な冒険を友情で乗り越える、小さなお子様にもわかりやすい物語になっています。愛らしい表情豊かなピー助と心通わす深い優しさに胸を打たれ、あなたもきっとのび太を好きになるでしょう。

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