注目!今アツい監督たち

2018年度の特集企画です。開催は終了しました。

映画界に期待される若き才能や日本映画学校(現・日本映画大学)出身・新百合ヶ丘ゆかりの監督など、個性豊かな良作が目白押し!

 

『見栄を張る』

©Akiyo Fujimura

藤村明世監督・久保陽香さん

上映スケジュール
10月28日 (日)
17:50
​小劇場
11月1日 (木)
18:30
映像館

2017年/日本/93分
監督・脚本:藤村明世
出演:久保陽香、岡田篤哉、似鳥美貴

あらすじ

主なキャリアはビールのテレビCMへの出演だが、「女優をしている」と見栄を張ってしまう吉岡絵梨子、28歳。姉の死をきっかけに帰省した和歌山で、姉が“ 泣き屋”として働いていたことを知る。他人の葬儀で涙を流す仕事に対し、死んだ後も体裁を気にするのかと絵梨子は呆れ気味。とはいえ甥の面倒や自身の生活のため、「自分は女優だから泣くのは得意だ」と言い張り、泣き屋見習いとして葬儀に参列するのだが…。

おすすめコメント

かつて日本に実在していた葬儀のための"泣き屋"に着目し、世間体を気にする現代人の葛藤を、主人公と同じ20代の藤村明世監督が長編1作目で繊細かつユーモラスに描いています。立ちはだかる現実に揉まれ、ふてくされながらも不器用に生きる絵梨子に思わず感情移入してしまいます。そんな絵梨子を演じた久保陽香さんは要注目です!

ゲスト(予定)

 

藤村 明世監督

映画監督

1990年東京都生まれ。明治学院大学文学部芸術学科にて映画学を専攻。CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)の助成を受けた本作で長編デビューを果たし、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016長編コンペティション部門にてSKIPシティアワード、イタリアのWorking Title Film Festivalにてスペシャルメンションを受賞。オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』が11月3日に公開予定。

久保 陽香さん

女優

1987 年兵庫県出身。映画やドラマ、CM、舞台など幅広く活躍中。
主な出演作は、映画「たまゆら」(18/土田ひろかず)、「40万分の1」(18/井上博貴)、Webドラマ、北欧暮らしの道具店オリジナルドラマ「青葉家のテーブル」、TV「執事 西園寺の名推理」第3話(18/TX)など。旅番組「はるさんぽ。」 (TSK・BBT・KSS)ではメイン旅人として出演。

 

『四月の永い夢』

©WIT STUDIO / Tokyo New Cinema

朝倉あきさん

上映スケジュール
10月30日 (火)
18:10
​小劇場
11月3日 (土・祝)
13:25
小劇場

2017年/日本/93分
監督・脚本:中川龍太郎/共同脚本:吉野竜平
出演:朝倉あき、三浦貴大、志賀廣太郎、高橋惠子

あらすじ

3年前に恋人を突然亡くし、中学の音楽教師を辞めた滝本初海。学生時代から住み続けている東京都国立市の蕎麦屋でアルバイトをしながら穏やかな日々を重ねていた。そんなある朝、亡き恋人の母親から手紙が届く。その日を境に、初海の静かだった日常に様々な変化が訪れる。

おすすめコメント

『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などの新鋭・中川龍太郎は新百合ヶ丘ご出身。『かぐや姫の物語』のヒロインの声を演じた朝倉あきの演技は往年の名女優を彷彿とさせます。モスクワ国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞しました。ヒロインが抱える心のわだかまりとその解放が丁寧に紡がれ、心に染み入る美しい物語がそこにあります。

ゲスト(予定)

 

朝倉 あき さん

女優

1991年生まれ、神奈川県出身。2008年『歓喜の歌』(松岡錠司監督)でスクリーンデビュー。主な出演作品として『彼方からの手紙』(瀬田なつき監督)、『神様のカルテ』『神様のカルテ2』(深川栄洋監督)、『横道世之介』(沖田修一監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)など。『21世紀の女の子』(オムニバス内の竹内里紗監督作品)、『七つの会議』(福澤克雄監督)が新春に公開予定。人気ドラマ『下町ロケット』は現在放送中。

『おじいちゃん、死んじゃったって。』

© 2017『おじいちゃん、死んじゃったって。』製作委員会

川崎新都心街づくり財団 presents

上映スケジュール
11月1日 (木)
13:55
小劇場
11月4日 (日)
10:00
映像館

2017年/日本/104分/PG12
監督:森ガキ侑大/原作・脚本:山﨑佐保子
出演:岸井ゆきの、岩松 了、光石 研

あらすじ

彼氏とのセックスの最中に、祖父の訃報の電話を受けた春野吉子。内心、自分がしていたことに罪悪感のようなものを抱く一方で、葬儀に向けて春野家一同は久しぶりに集まる。葬儀が近づくにつれ、叔父の家族を含め、それぞれ抱えるコンプレックスがあらわになり、揉めごとは尽きない。なんだか悲しそうじゃない皆の様子をどこか冷静に見ていた吉子。祖父の葬儀を通じて“生と死”、そして“家族”という存在について見つめ直す。

おすすめコメント

最注目の若手女優 岸井ゆきの。初主演となる彼女の存在感ある演技は堂々たるもの。そして岩松了、光石研、美保純、水野美紀ら脇を固める名優たち。誰もが感じる“ お葬式あるある”や、家族についてのリアリティを描くのは、本作が初の長編監督作となる森ガキ侑大。CM・映像ディレクターとしても活躍する彼が、日本映画学校出身の山﨑佐保子による原作・脚本を時にポップに、時に美しく、丁寧にまとめ上げている。

 
 

『恋とボルバキア』

©2017「恋とボルバキア」製作委員会

小野さやか監督

上映スケジュール
10月31日 (水)
13:30
小劇場
11月2日 (金)
18:20
小劇場

2017年/日本/94分
監督・撮影・編集:小野さやか/構成:港 岳彦/語り:阿部芙蓉美
出演:王子、あゆ、樹梨杏、蓮見はずみ、みひろ、井上魅夜、相沢一子、井戸隆明

あらすじ

日本人の7.6%がセクシャル・マイノリティだという。10代のころ女性化が始まった男性、女の子としてアイドルを目指す男性、好きになった相手が女性になった男性だったという女性、妻子を養いながら女装を続ける男性、おしゃれのために女装していたら男の人を好きになった男性など、日本で生きる8人のセクシャル・マイノリティたち。彼らの日常と恋に寄り添った小野さやかのドキュメンタリー作品。

おすすめコメント

タイトルの「ボルバキア」とは、共生する宿主を性転換させるバクテリアのこと。レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーと名づけて理解したつもりの私たちに本作が教えてくれるのは、性は白・黒では表せない、もっとカラフルで曖昧でグラデーションに富んでいるものだということ。そして、恋する相手に好かれたくてドキドキヒリヒリしたあの頃の自分を思い出させてくれます。誰かに向き合いもがくすべての人、必見。

ゲスト(予定)

 

小野 さやか監督

映画監督

1984 年生まれ。映画監督、テレビディレクター。05 年、日本映画学校の卒業製作作品として、原一男製作総指揮のもと自身と家族を被写体にその関係を鮮烈に描いたドキュメンタリー映画『アヒルの子』を監督。家族の反対にあい、許可を待ち、10 年に劇場公開。ディレクターとしてフジテレビNONFIX「原発アイドル」(12 /第50回ギャラクシー賞奨励賞受賞)、「僕たち女の子」(13)などを演出。テレビ番組製作の傍らドキュメンタリー映画製作を続けている。

『ラストラブレター』

© 2018 LAST LOVE LETTER.

森田 博之監督・ミネオショウさん・影山祐子さん

上映スケジュール
11月2日 (金)
15:30
小劇場
11月3日 (土・祝)
18:40
映像館

2016年/日本/58分
監督・脚本:森田博之
出演:ミネオショウ、影山祐子、多田亜由美

あらすじ

突然の事故で妻の晶子を失ってしまった隆は、2年が過ぎた今も、彼女のことを思っている。拭いきれない喪失感と向き合うため、隆は晶子をヒューマノイドとして蘇らせることを決意する。そしてある夏の日、生前の妻の姿をした“ 彼女”がやってきた。意識や意志もはっきりしている“ 彼女”に戸惑いながらも、限られた時間の中で、蘇った晶子との最後の生活が始まる。

おすすめコメント

死別した妻と、ヒューマノイドとして彼女を蘇らせる夫の心情を描いたSFラブストーリー。近未来を舞台にしながらも、かけがえのない人を失った者と、遺された者との切なくも温かい心情描写が丁寧に綴られ、その穏やかな世界観から小津安二郎作品をも思い出されます。本作は、田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞と映画.com賞をダブル受賞しています。

ゲスト(予定)

森田 博之監督

映画監督

1984年埼玉県出身。埼玉県立芸術総合高校在学中に映画制作を始める。日本映画学校卒業後、演出部、制作部として劇場用映画に参加。これまで監督した自主制作映画は水戸短編映像祭、札幌国際短編映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭などで上映。『カラガラ』(2012)が第6回田辺・弁慶映画祭に入選。新作短編「世界で一番最後の魔法」が第5回岩槻映画祭入選、テアトル新宿にて上映された。

 
 

ミネオショウさん

俳優

1985年1月19日生まれ。東京都八王子出身。 
 21歳の時、美容師から役者に転身。‬ ‪劇団に3年間在籍した後、映画、MV、CM等、数々の映像作品に出演。‬ 
数多くの映画で主演を務める。 主な出演作に『CRYING BITCH』(津野励木監督)、『さくらになる』(大橋隆行監督)、『世界で一番最後の魔法』(森田博之監督)がある。

影山 祐子さん

女優

1985年、東京都出身。
2013年『トーキョービッチ、アイラブユー』(吉田光希監督)で劇場映画デビュー。国内外の映画祭で上映される。
主な出演作に『シミラーバットディファレント』(染谷将太監督) 、般若『生きる』MV(金允洙監督)、『サラバ静寂』(宇賀那健一監督)、『名前のない女たち うそつき女』(サトウトシキ監督)、『スマホを落としただけなのに』(中田秀夫監督)などがある。主演作も公開待機中。

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